腸内菌叢と動物の健康・生産成績の関係
暑熱、過密飼育、ワクチン、移動などのストレスにより、有用菌は減少し、 腸内菌叢が乱れます。
- 健康な腸内菌叢を形成するには、「有用菌の増加」が重要です。「有用菌の増加」が健康体を維持し、生産成績の向上に繋がります。また、腐敗産物の減少によりおいしい畜産物の生産に繋がります。
「カルスポリン」が整える腸内環境
「カルスポリン」はどのように働くのか
- 飼料添加物「カルスポリン」は芽胞の状態で製品になっています。「カルスポリン」は好気性菌で、家畜が摂取した後は酸素がある胃の中で発芽し、栄養細胞になります。
- 栄養細胞になるとき「カルスポリン」は酸素を消費し、家畜の消化管内の嫌気状態を高めます。
- 家畜にとって有用菌であるビフィズス菌及び乳酸菌は嫌気性菌です。「カルスポリン」の働きによって嫌気状態が高まった消化管内はこれら有用菌には良好な環境であり、有用菌は増え、かつ酸を産生します。
枯草菌C-3102株の有用菌、有害菌の増殖反映結果
枯草菌C-3102株には、ビフィズス菌増殖因子を作り出す作用があります。
なぜ、毎日の給与が必要なのか
- 「カルスポリン」に含まれる枯草菌は好気性菌であり、また腸内菌ではありませんので、腸内に定着し増殖することができません。
- このため、一度給与しただけでは、1日~数日で糞便と一緒に消化管から出てしまいます。従って常時飼料添加による給与が必要です。
- 家畜は常にストレスを受けており、「カルスポリン」を常時給与することにより、健康な腸内環境をサポートします。